
そこで、インビザラインGO(iGO)の特徴や費用、治療にかかる期間などについて解説します。
インビザラインGO(iGO)とは?
インビザラインGOは、通常のインビザラインと同様にマウスピースを用いた矯正治療です。マウスピースは食事の際などに自分で取り外すことができます。透明なマウスピースを使うため、目立ちません。
インビザラインGOシステムではビッグデータを活用しており、治療計画と製造を自動化させることが可能です。さらに複数の技術革新を組み合わせることにより、歯牙移動を正確にコントロールできます。
装着感に優れた独自開発のアライナー素材を用いた治療であるのも魅力です。
インビザラインGOの費用と期間
インビザラインGOは従来のインビザラインと比較して費用が安く、治療期間は短く済みます。費用と治療期間について解説します。
治療費用
従来のインビザラインは80万円ほどの費用がかかるのに対し、インビザラインGOの治療にかかる金額は50万円ほどです。
具体的な費用については、治療を受ける歯科医院でご確認ください。インビザラインGOの治療に対応している多くの歯科医院ではデンタルローンを取り扱っているため、一括での支払いが難しい場合も相談できます。
治療期間
治療にかかる期間は、半年~2年ほどです。選択する歯科医院によって違いはあるものの、目安としては4~6週間ごとに一度通い、調整を行っていく形となるため、忙しい方でも無理なく継続できるでしょう。
矯正治療は3年以上かかるイメージを持っている方もいますが、短い期間で治療できるのもインビザラインGOの大きな魅力です。通常のインビザラインの場合、治療にかかる期間は1~3年程度です。
ただ、インビザラインGOのほうが治療期間が短い理由として、軽度な矯正に適した治療法であることが挙げられます。歯並びの状態によってはインビザラインGOよりも通常のインビザラインのほうが適しているケースもあります。
コンプリヘンシブとの違い
コンプリヘンシブとは、従来のインビザラインによる一般的な治療システムのことです。どちらもマウスピースを用いた矯正治療であり、動いた歯に合わせて新しいマウスピースに交換しながら歯並びを矯正していきます。
コンプリヘンシブが向いているのは、歯列全体の矯正が必要になる場合や、インビザラインGOでは治療が難しい症例です。また、治療期間が長めに設定されているため、ゆとりをもって治療したい場合にも向いています。
マウスピースの枚数は50枚以内でおさまるケースが多いものの、それ以上かかる場合も対応可能です。
一方、インビザラインGOは部分的な矯正をしたい方に向いています。特に前歯の歯列矯正を得意としている治療法です。マウスピースの数は最大20枚なので、20枚以内で矯正できる場合に選択可能です。
インビザラインGOシステムで治療ができるかについては、口内を撮影するだけで分かるので、自分にどちらが向いているかわからない場合は一度歯科医院で相談してみると良いでしょう。
インビザラインGOはさまざまな魅力を持つ矯正方法
インビザラインGOについて解説しました。透明なマウスピースを用いた矯正方法であることから治療中でも目立ちにくいことや、装着感に優れているなどの魅力があります。
難しい矯正には向いていませんが、部分的な矯正や軽度な矯正であれば従来のインビザラインコンプリヘンシブと比較して治療期間が短く、かつ費用を抑えて治療できるのも特徴です。
