インプラントの質問
Q1 インプラント治療は痛いのでしょうか?
歯を抜く時よりは痛みを抑えるために、静脈内鎮静法などを使用いたします。
Q2 何歳くらいまで受けられますか?
最近、無歯症の小児にインプラントを使用して回復した報告があります。また、私どもでも最高85歳の女性を治療した経験があります。ですから、年齢ではなく、ドクターの判断と患者さんの希望に関係することで、一概には言えないようです。
Q3 費用はどのくらいかかりますか?
歯が1本欠損した箇所に従来のブリッジを装着した場合にはメタルボンド3本分の費用がかかりますが、私の所でインプラント1本治療をすると、特に前歯部等ではほぼメタルボンドブリッジの料金と同じです。すなわちこのケースの場合、従来方法とほぼおなじ値段です。ブリッジと違って、隣在する歯を削らないし、力の分散効果や骨の維持効果もあるので、単価が多少高くても、長い目でみれば決して高い治療ではないはずです。
Q4 治療の時間はどのくらいでしょうか?
症例と術者の技術によって異なりますが、インプラントを一本植立するのに、簡単なもので15分くらいです。そのほかに骨造成や縫合などがプラスされますから、平均で1本30分ほどの時間がかかり
ます。
Q5 治療後、入院の必要がありますか?
手術といっても歯を抜く程度のことですから、入院したり、翌日寝ているといったことはほとんど必要ありません。ただし、傷を早く治癒させるためにも、無理な仕事は避けて安静を心がけてください。
Q6 なんでも噛めるようになりますか?
いままで食べられなかった硬いものや、入れ歯にくっつきやすかった食べ物も、天然歯と同様に噛むことができます。また結合させた骨の周囲の神経が感覚を伝えるので、歯ざわりを感じることがで
きます。
静脈内鎮静法の質問
Q1 どのような場合が鎮静法に適しているのでしょうか?
・楽な気分で治療が受けたい方。
・治療中に気分が悪くなったり、脳貧血様発作や過換気症候群と言われたことのある方。
・高血圧症や心疾患など内科疾患があり、全身管理を要する方。
・インプラント手術や親知らずの抜歯のような、比較的長時間の治療を要する方。
・嘔吐反射を気にしないで治療をお望みの方。
・局所麻酔よく効いて欲しいとお悩みの方。
Q2 鎮静法は、安全な方法でしょうか?
意識や反射が残っている点と、全身状態や使う薬剤の特徴に熟知している歯科麻酔専門医が全身状態を管理しながら行っているので、安全性が高い方法と言えます。
Q3 鎮静の前後は、どのような処置が行われているのでしょうか?治療終了後、すぐに帰宅できるのでしょうか?
・治療前には、術前検査として血圧、脈拍、心電図、酸素飽和度などのモニターをつけさせていただき、全身状態をチェックいたします。その後点滴を行います。注射の痛みをやわらげる方法もありますので、必要な方はご相談ください。
・モニターは、安全のため治療後まで継続してつけさせていただきます。
・治療後は特別な処置はありません。ふらつきが少し残り、自動車の運転は出来ませんが、通常の普段の生活に戻れます。
矯正歯科の質問
Q1.何歳ごろに相談したらよろしいのですか?
症状によって、治療開始時期が違ってきます。気づいた時点で、なるべく早く専門医に相談されることをお薦めします。
Q2.大人でも治療できますか?
大人の方でも、矯正治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。
Q3.治療期間と費用はどのくらいですか?
症状によって、また治療内容によって期間や費用は異なります。本格的な治療においては、普通、月に1度ないし2度程度の通院で1~3年ぐらいかかり、治療後1年程度は保定のための通院が必要です。また、支払い方法はご相談下さい。
Q4.矯正治療にはどのくらいの通院が必要ですか?
治療開始までに、検査、診断、歯みがき指導などで3~4回。口の中に装置が入った場合、だいたい月に1~2回程度です。予約日を守ることは、早く治ることにつながります。決められた通院日には、忘れずに来院しましょう。
Q5.歯ならびを治すために、歯を抜くことがありますか?
きれいな歯ならびにするために、特にでこぼこがひどい場合は、歯を抜くこともあります。抜いた所の隙間が残ることはありません。
Q6.口の中に装置を入れると、痛くありませんか?
初めて装置をつけたときは、3~4日、歯が浮いたような痛みがありますが、1週間程度で慣れます。
Q7.歯みがきは、今まで通りできますか?
矯正装置を入れているので、汚れがつきやすくなります。教わった方法でていねいに歯みがきをしてください。歯みがきによって装置がこわれることはありません。
Q8.矯正治療中、むし歯ができたらどうなりますか?
むし歯ができてしまうと、治療途中でも装置をはずしてむし歯の治療をしなければいけません。そうすると治療期間が長びいてしまいます。ですからむし歯にならないように、教わった方法で正しくていねいにみがきましょう。